新 Q太郎のツインなブログ

Buell(ビューエル)に魅せられて、もうすぐ20年になります。しかし、こんな飽きないバイク、他にはありませんねっ! バイクも、仲間も、最高です!!

キャリパー O/H 考察3

考察2の続きです。

最近、シャリーばかりいじっているQ太郎です。
シャリーのキャブからガソリン漏れ、、、パッキンが到着するまで何も出来ないため、
こっちの遊びに戻ります。

さてさて、続きです。
前回は、キャリパー本体の掃除、そして、ピストンの考察を行いましたね。
今回は、組み上げ編です。

まずは、シールキットと、ブリーザーです。
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左が、ポッシュの ブレーキスピードブリーダーです。
右が、外したノーマルです。
新品に交換です。
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取り出したシール達
シリコングリスを塗布して、キャリパーに組み込んでいきます。
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組み込み途中の図ですが、
下のシールがピストンシール、上のシールがダストシール
ダストシールは、汚れをキャッチするため、波型になっていますね。

ブレンボなどの鍛造レーシングキャリパーには、ダストシールがありません。
レーシングキャリパーで街乗りによく使用される場合、こまめに清掃しないと、いけなさそうですね。。。
ダストシールがあると、ピストンを締め付けている摩擦が、逆にピストンの動きが悪くなるんでしょうけど、どっちが良いのか・・・ 分かりません。

しかし、一度、レーシングキャリパー、使ってみたいです。w
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シリコングリスを塗り、シールを組み込み、
続いて、アルミピストンも、シリコングリスを塗って挿入~
ぐりぐり感もなく、スムーズ♪
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続いて、これまた注文していたボルト。
アンブラコのボルトです。
市販品の中で最も高い強度、高張力のボルト、らしいです♪
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ボルトの刻印を確認すると、、、
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↓のとおり、正規品のようです♪
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外したX1キャリパーとXBキャリパーの固定ボルトです。
これも一応高強度ボルトなんでしょうね。
使用感満々なので、お払い箱へと移動です。
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アンブラコボルトを締め込む前に、お約束のスレッドコンパウンドを塗り塗り♪
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ついでに、X1のパッドピンは、ヤレ過ぎていたため、これはXBのピン
ペーパーで磨き、コンパウンドで磨き上げました。
ナイナスドライバーで締めるフタは付けません。 あのフタ、エライことになりますから。w
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抜き取った元々のキャリパーピストン。
廃棄するのは惜しいし、今回のピストンがダメになったとき使用できるように、
ぶつかってキズが出来ないように、ガムテープで養生して、
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パックに入れて、さびないようにフタして保管します。
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完成!!
一見は普通のノーマルキャリパーですが、使用しているアイテムは、
アルミビストン、組み付けのアンブラコボルト、新しいシール達、、、
もちろん、磨き上げたピストンポケットは言うまでもないです。
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この、スペシャルキャリパーを組み付けるのは、シーズン開始の春。。。
春が待ち遠しいです。。。w