新 Q太郎のツインなブログ

Buell(ビューエル)に魅せられて、もうすぐ20年になります。しかし、こんな飽きないバイク、他にはありませんねっ! バイクも、仲間も、最高です!!

クラッチプレート&プライマリー軽量ギア交換♪ 後編

つづき。
 
続いて、バーネットのカーボンクラッチプレートのセットを挿入です。
 
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今回作業した内容は、ノーマルのクラッチプレートのうち、リベットを打ってあるスプリングプレートを組み込みたく無かったんです。。。
いつリベットが外れプレートや、クラッチ自体が壊れるのが不安なのと、スプリングプレートの代わりに、フリクションプレートを入れることで、「気持ち強化クラッチにしたかったんです。(*^_^*)
 
ちまちまと、フリクションプレート、スチールプレート、一枚、一枚、オイルを塗布しながら、roadrunnerさんといろんな世間話しながら、装着~♪
 
↓今回、roadrunnerさんからいただいたもの、クラッチのスプリングです。
 
イメージ 2

右側の切り開きが広いほうが、BuellXB06年式のものとのことです。
切り欠きが大きいほど、スプリングにかかる力が少なくなるのでクラッチが軽くなるとか。
 
帰宅してから、いろいろ調べると、
 
「 クラッチが軽くなる=滑らないの?という質問に対して、
 実はHDも06モデルから軽くなっていて、その時HDでドラッグレースされてるショップで”06モデルのクラッチの 検証!”とかそんな題名で実際にプレスで圧力を測っておられました。
 結果から言うと、05以前と06以降のクラッチの面圧はほとんど変わっていないって事!
 理論は・・・・
 1、ダイヤフラムスプリングの切り欠きの部分を長くする
 すると作用点が先端(中心方向)なので支点(切り欠きの外側)迄の距離が長くなり軽くなる(スプリングレート
 が落ちる)
 2、ダイヤフラムスプリングの角度を立てることでスプリングレートを上げてる
 「HDでは近年まれに見るすばらしい発見」だそうです。」
 
↑そのようです。
見せてもらおうか!
06年式のスプリングの性能とやらを!!
 
スプリングを組み込み、中のリングを欠き込みのツメの部分にリングはめ込みます。

うーん・・、あれ、うーん、、、できない・・・
と、またまた助っ人登場! パチっとはめ込み出来ましたぁ

いやぁ~、いかに自分が愚かで、サンデーメカニック端っこにもなっていない自分に気付きました・・・
 
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写真のとおり、止めているリングがちょうど、ツメの部分にくるようにしておくことが、トラブルを防ぐ秘訣とのことのようです。。 メモメモ。。。
けど、ボク自身、もう二度とクラッチを開けることは無い、かな・・。
 
 
組み込む作業の途中ですが、

その前に、プライマリーギアの重量の比較です。
 
イメージ 5イメージ 6
 
2.9キロと3.4キロとの差です。  思ったより差がありませんね・・
この差500グラム、どう走りに変化しますやら。
500グラム、たかが500グラム、されど500グラムかな・・
 
 
さて、、、ここまで来たら、折り返し地点です。
 
まず、クラッチのセンターナットの締め込みました。
ネジロックを塗って、逆ネジになっているのをトルクレンチで、締めこみます。

作業の初めに、ギアを5速にしておき、リアブレーキを掛けながら、クラッチのセンターネットを締めることができました。
 
続いて、オルタネーター側のプライマリーギアのセンターナットも、クラッチ側と同様に、リアブレーキを掛けながらデカいトルクレンチで締め込みます。  しかし、ズズズ・・・  グググ、、ズズズ・・・
 
いくらやっても、わずかにクラッチが滑ってしまい、規定トルクが締まりません・・
 
そこで、即席にroadrunnerさんが、どこからか、アルミ板を出してきて、サイズを合わせながら切っています。
 
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素晴らしい!すごすぎます!!

即席プライマリー ロックバーの完成です。
 
イメージ 8
 
再度、軽くリアブレーキを掛けながら、規定トルク127Ntに合わせて、ぐぐぐっっ・・・  カッチっ!
おおおーーーっ! 素晴らしい!!!
 
もうこの時点で、かなり時間も経過していて、さらにボク自身、疲れてしまい、写真数が少なくなりました・・

プライマリーカバー、1度締めましたが、ガスケットがズレた様子で、下部のボルトが入らないため、開けて・・
仕方なく、また開けて・・・  はぁ~、またまた、疲れた・・・
 
 
ここで、またまた目からウロコな情報をゲット!
 
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いつも、このダービーカバーのゴムのパッキン、上手く入らず、入ったと思ったら外れたり・・・
イライラしたことありませんか?
 
こんなとき、グリスで止めるといいよ。
はぁーー!なるほどぉぉぉ!! なんて簡単なんでしょ!
またまたまた、すばらしゅうございます!!
 
イメージ 10
 
プライマリーオイルを入れたところ、ポタ、ポタと漏れてくるではありませんか!
どうやら、ガスケットのボルト穴が1ヶ所、合っておらず、そのためにオイルが漏れきていました・・
 
新品のオイルでしたが、もったいない・・・
でも、仕方なく廃油ポイへ
プライマリーオイルを抜き、またまたプライマリーカバーを開けました。
ガスケットが上手く入っていませんでした。
オイル1本、ボツにしてしまいましたが、再び、オイル挿入。

MRCクラッチをそのまま組んで、一応、完成!
クラッチが変わりました!
なんというか、クラッチを切る感覚ですが、なんとなーくクラッチが切れるのではなく、クラッチの切れのON、OFFがはっきりと分かるようになりました!!  素晴らしいー!
 
ガレージからバイクを出して、ここで、試しにエンジンに火を入れて、ギアを1速に入れて、ゆっくりクラッチをつないでみると、、、
あれれれ、クラッチ切っているのにバイクが動き出すぞ・・・
 
・・・再び、ガレージへ
MRCが悪さをしているのでは!?
ということで、偶然にもroadrunnerさんが持っていたノーマルのクラッチに交換です。
ノーマル部品が、さっと出てくるところも驚きです!!  ホント、ありがとうございます!!
 
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右がMRC、左がノーマルです。 くぼみの長さが違うのが分かりますね。
 
しかし、raodrunnerさん、いや~、感謝の言葉、ホント見つかりません・・・ ありがとうございます!

MRCは、クラッチが切れるまでストロークが長くなる分、クラッチが軽くなるというやつです。
よって、クラッチストロークを短くすることで、クラッチが充分に切れると考え、ノーマルクラッチに交換しました。
MRCより若干、重くなりましたが、クラッチが更に、確実に切れています!!
おおおー。 完成!!
 
 
朝10時前にroadrunnerさん宅に訪問してから、この時点で17時前・・
なんという時間・・  かかり過ぎですね。
けど、一日中、バイクと共に居て、バイク仲間と楽しく話したり、すごく楽しかったです!!
 
 
帰宅途中の走ったインプレですが、
軽量プライマリーギアの感じより、クラッチのタッチが変わったことのほうが、分かりやすかったです!!
ノーマルのクラッチとは比べ物にならないぐらい、クラッチがはっきりとON、OFFが分かりやすくなりました!!
あとは、本気で走ってみて、クラッチのつながり具合を確認したいと思います。
 
軽量プライマリーギアも、落ち着いて、アクセルワークを楽しみたいと思います。